High and low registers always embarrasse saxophonists.
MB always makes clear notes from the bottom to the top.
Could MB tell us something about it ?

Some people say -- to pronunce altissimo or low tone, change MPS position.
However, as I see in video, MB does not changes position in case of such tone.
Maybe he controls it exclusively by throat.
Unfortunately, video say nothing about it.

Having checked a number of videos, I found a scene, MB changes MPS position to control high/low tone.
That's in "Broadband" theme.

This theme involves continuous low/high alternated notes. --a little bit difficult.

You can see, in fig.1, such alternated notes are seen.

bar-1 : Low / Middle
bar-2 : Altissimo / Middle

At every note, MB moves his chin position quickly.

MB can get a good articulation by this kind of ingenuity, if necessary.

Surely, it gives 'crisp' note, but is hard to catch up with tempo. That's my impression after try.

Fig.1

(A)(B)(C)

MBは最低音からフラジオに至るまで、非常にはっきりとした発音をしています。サックスにとって難しいのは最低音や最高音（フラジオ）なのですが、何かMBから学べるところはないでしょうか？
これらの音を出す場合に、アゴの前後位置、すなわちリードのコンタクト位置を変えて対処するやり方がありますがMBはどうでしょうか？
。
一般にフラジオは通常よりもMPSを厚くくわえると出しやすくなると言われています。　ただMBのようにファットリップスタイルの場合、あまり位置を変えずに済むというのが定説のようで、ビデオなどで見る限り通常の音域とフラジオで大きな差はないように見えます。
また、MBがよく使う最低音部から始まるアルペジオ、強烈な破裂音が聞こえますが、この場合も映像を見る限り、アゴの位置を変えずに発音しているようです。おそらくリードの位置より、喉の動きでコントロールしているのでしょう。

ただし、いろいろ動画を見た中で、Broadbandのテーマでは結構顎が前後に動いているのを見つけました。
この曲は、低音とオクターブ上の音が交互に出てくる面倒なメロディですが、MBはアゴの位置をはっきり動かしています。
前半は低音と中音、後半には中音とフラジオの切り替えがありますが、それぞれアゴの位置を動かしているのが分ります。
さすがにこのフレーズをハッキリ出すにはMBもそれなりの工夫をしているようです。

上図のとおり、低音およびフラジオは素早くアゴを前に突き出していることがわかります。
クリアな音を出すためにいろいろな工夫をしていることがわかります。
こうすれば、歯切れのよい音を出せるのはやってみると分るのですが、なかなか練習を要します。